いってこい

株式や債券の価格が上がったり下がったりして、最終的に元の水準に戻ること。転じて、損を覚悟しての益出し目的で取引したり、相場を張って取引を繰り返したあげくに損益が出なかった時にも用いられました。結局元の場所に戻ってしまった、やってもやらなくても同じだった、というニュアンスです。

日常でも多く耳にしました。大阪の船場や立売堀の商人(あきんど)の間でも用いられたことを考えると、由来は堂島の米相場ではないかと考えています。ローソク足グラフで1本の間に「いってこい」が起これば、その過程はヒゲとして表されます。


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